「タクシー業務適正化特別措置法」通称「タク特法」とは?

最近、ライドシェアについて国として導入していく方針が発表されました。 マスコミはそれについて一部の情報しか発信しないため、そもそもタクシーとは どのようなものか、どのような法律を遵守し公共交通機関として運行しているか等、利用者の皆様に伝わっていないと思います。

そこで今回はタクシー根幹なる法律「タクシー業務適正化特別措置法」通称「タク特法」について紐解いてみたいと思います。

「タク特法」とは?

タクシー業務適正化特別措置法は、1970年に制定された法律で、タクシー事業の業務の適正化を図り、 もって輸送の安全および利用者の利便の確保に資することを目的としています。 現状としては、以下の点が挙げられます。

  • タクシー運転者の登録制度により、タクシー運転者の質の向上が図られています。
  • タクシー業務適正化事業により、タクシー事業者への経営指導や、 タクシー利用者の安全意識向上などの取組が行われています。
  • タクシー業務の特別規制により、タクシーの運転時間や休憩時間の確保、 運転者の健康管理の徹底などが図られています。

課題としては、以下の点が挙げられます。

  • 様々な国の施作による新しいサービスの導入、ライドシェア議論など、タクシー業界を取り巻く環境が大きく変化しています。
  • タクシー運転者の高齢化や、人材不足が深刻化しています。
  • タクシーの運賃やサービス内容の多様化が求められています。 今後、タクシー業界が持続的に発展していくためには、これらの課題に対応していくことが重要です。

課題に対する施策は以下のような事が考えられます。

  • タクシーの新たな利用促進策の検討
  • タクシー運転者の働き方改革の推進
  • タクシーの運賃やサービス内容の多様化

タクシー業務適正化特別措置法は、これらの課題に対応するための重要な制度です。 国や地方公共団体、タクシー事業者、利用者などが連携して、 タクシー業界の健全な発展に取り組んでいくことが求められています。以下に、それぞれ上記3項目の具体的な施策の例を挙げます。

まずタクシーの新たな利用促進策としては、以下のようなものが考えられます。

  • 多言語対応や、シニアや障がい者などの利用者への配慮の強化
  • 自治体と連携したタクシーを活用した観光や地域振興の推進

タクシー運転者の働き方改革の推進としては、以下のようなものが考えられます。

  • タクシーの運転時間や休憩時間の適正化
  • タクシー運転者の労働環境の改善

タクシーの運賃やサービス内容の多様化としては、以下のようなものが考えられます。

  • 配車アプリやインターネットの活用による、新たな需要の掘り起こし
  • 地域や利用者のニーズに合わせた、運賃やサービス内容の設定
  • ダイナミックプライシング、相乗り等の国交省の新しい取組に対する対応

現在、タクシー事業は様々なサービスの導入や制度改正が行われておりますが、全てはお客様にいかに快適にご利用頂けるかを注力した結果です。弊社もより良いサービスを目指し、お客様にとって良いものであればどんどん導入を進めていく所存です。疑問に思ったことなどなんでもお問い合わせください。

これからも是非地元に根付いた香流タクシーを宜しくお願い申し上げます!